Aki-no-shirabe(hiemalis)

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P31，福岡県（久留米市）産，シシガシラ系. 花色 花で外弁の先端が僅かに桃色ぼかし花形 外弁10-13枚、旗弁を含む内弁10~20枚の獅子咲き。中-大輪、花径は8-9cm 開花期 11月中下旬〜12月  花弁倒卵形で弁端は深く凹入、花弁の皴は少ないが花の終りには花弁が波曲して乱れる雄蕊 40-50本、雄蕊の一部が弁化するが残った花糸は黄白色、長さ20-22mmで基部から4-5mmが合着する。葯は濃黄色雌蕊 花柱は長く緑白色、長さ2022mmで先端から5-6mm前後が3分岐して開く。子房表面には絹状毛が多く、花柱は無毛葉柄 長さ5-7mm、葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面主脈は基部を中心に少し有毛葉身 長楕円形の中葉、長さ4.7-5.4cm、幅2.3-2.5cm。銳-銳尖頭で銳-鈍脚。主脈に沿って極く浅く中折れし、先端近くで少し反曲する、やや平坦葉。葉縁には片側で22-24個の細鋸歯がある葉色 表面は濃緑色、側脈は鮮明で網脈は不鮮明、裏面は緑色樹性 立性で強い、枝はよく伸長する来歷 久留米市での選抜系統と思われ、久留米つばき園に成木があるが、カタログ等の記録はない。1990年代前半に埼玉県の日本花丹(檐から苗が販売された文献 なし 所在 久留米、歴博   写•文/箱田直紀.