Hiran

Sakata et al., Mar.1981, “Studies on the Flower Colour of Camellia, II”; Memoirs of the Faculty of Agriculture, vol.XVII, p.2, Kagoshima University; Sakata & Arizumi, 1983, International Camellia Journal, p.22. No description. JCS., 1988, Tsubaki, No.26, p.50: Small size, single, peach pink. Originated in Nagasaki Prefecture, Japan.

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p127. 長崎県（平戸市）產，ハルサザン力系.  花色ややサーモンを帯びた桃紅色 花形6-7弁の一重、椀咲き から平開咲きとなる。中輪で花径は6-7cm、花弁は散りやすい    開花期11月中旬-12月  花弁長倒卵形で弁端は浅く凹入、内 弁には皺があるが全体に少なく、花弁に光沢がある 雄蕊64-71本、花糸の上部が折れ曲がって乱れた梅蕊となるこ とが多い、花糸は太く、淡黄色で下部が帯桃、長さ20-22mmで 基部から3-5mmが合着するが分離して散る。葯は濃黄色 雌蕊花柱は太く緑白色、長さ12-15mmで先端から4-5mmが 3分岐して上方で縮れる。子房表面には絹状毛が多く、花柱は基 部から1/2または2/3まで有毛  葉柄長さ4-5mm。葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面主 脈にも散毛がある   葉身楕円形、中型の丸葉、長さ4.2-4.6cm、 幅2.4-2.8cm。鈍頭で円脚。浅く中折れし、先端近くで少し反 曲。葉縁には片側で21-23個の細鋸歯がある    葉色表面は濃緑 色、側脈は鮮明で網脈は不鮮明、裏は緑色   樹性横張性で比較 的強い   来歴平戸市の旧家で見つかった自然実生で、サザン力 とハルサザン力の中間的なものと考えられている。発見と命名は 熊沢三郎    文献1978熊沢·小田* 1987箱田   所在 平戸市、農工大、ぐんまFP、FS箱田. 写/文：箱田.