Kambō

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P62，東京都（伊豆大島）産，サザン力系. 花色明るい桃色 花形開5-6弁の一重。小-中輪、花径は6- 7cm 花期11月上中旬-12月 花弁長倒卵形で弁端は深く凹入するサクラ弁、花弁の皺は少ない 雄蕊58-61本、梅蕊で花 糸は淡黄色、長さ12-13mmで咲きはじめは基部から3-4mm が合着するが、咲き進むと分離して散る。葯は橙黄色 雌蕊花柱は緑白色、長さ11-12mmで先端から6-7mmが3-4 分岐して上方で折れ曲がる。子房表面には絹状毛が多く、花柱は無毛または基部のみ有毛葉柄長さ3-4mm、葉柄から表面主脈基部にかけて有毛で、裏 面主脈も有毛葉身長楕円形、小型の長葉、長さ4-4.5cm、幅1.8-2cm。鋭 頭で鈍〜銳脚。主脈に沿って浅く中折れし、全体にゆるやかに反 曲する。葉縁には片側で23〜25個の細鋸歯がある葉色 表面は濃緑色で側脈と網脈は不鮮明、裏面は緑色 樹性 立性で強い、よく分枝するが節間は短い 来歴 伊豆大島の都立大島公園椿園のサザン力植込み区に樹齢50年以上と思われる3本の大株があるが、導入経緯などは不明 文献 なし^*所在 大島公園  写•文/箱田直紀.