Kariginu (sasanqua)

Ashizawa, Yagorō, 1898, Chabaika Taishū; Wada, 1941, Japanese Garden Treasures, p.31: Single, autumn flowering sasanqua. White blotched with red. Medium size. Originated in Japan. Different readings: ‘Kari-Ginu’, ‘Kari-goromo’, ‘Kari-­koromo’. International Camellia Society, 2023. Splendid Sasanquas, an International Ornament, p.20.

誠文堂新光社.1998.《日本ツバキ.サザンカ名鑑》.ｐ.296. 国立歴史民俗博物館.　2009. 《冬の華・サザンカ》.  p.9. 江戸產. [花]白地に紅ぼかし、一重、中輪、11～12月　[葉]　　　[樹]　　　[来歴]1898年の「茶梅花大集」に記載があり、埼玉県安行で保存されている。写文/箱田。

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》P 60，江戸→埼玉県（川口市）産，サザン力系. 写•文/箱田直紀：花色：白地に弁端から紅色ぼかし、花弁の裏側が濃色   花形： 6-8弁の一重、咲きはじめは抱え咲きから平開となり弁間が隙く、中輪で花径は8-9cm   開花期：11月上旬-12月花弁 倒卵形で弁端凹入、各弁の先端や弁縁には皴がある、薄弁  雄蕊： 70-80本、梅蕊、花糸は淡黄色で細く、長さ16-19mm、咲きはじめは基部の3-4mmが合着するが咲き進むと分離して散る。葯は濃    雌蕊：花柱は緑白色で細く、長さ13-16mm、基部近くまで3分岐して上方縮れて開くことが多い。子房表面は多毛で、花柱は無毛または基部のみ有毛   葉柄 ：長さ6-7mm、葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面主脈は無毛    葉身：長めの楕円形の中葉、長さ5-5.5cm1、幅2.3-2.7cm。先が尖った鈍頭で鈍脚。浅く中折れし、先端近くで僅かに反曲する。葉縁には片側で19-22個の粗鋸歯がある    葉色：表面は暗緑色、側脈はやや鮮明で網脈は不鮮明、裏は緑色樹性 立性で強いが枝は細い    来歴 ：1898年の芦沢「茶梅花大集」に記載がある江戸のサザン力で、安行の皆川椿花園に継承されたが、今はほとんど増殖されていない  文献：1898芦沢、1905華実園、1934石井、1934皆川、1998名鑑* 2001冬の華*   所在： 農工大、 ぐんまFP、FS箱田、歴博