Keikō(vernalis)

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P70，鹿児島県（鹿児島市）産，ハルサザン力系.  花色白色に近い请色で開花すると白花。外弁の先端に僅かに淡 桃色のぼかしが入る 花形16-19弁の八重、筒蕊、中輪で花径は7-8cm 開花期12月-3月花弁広倒卵形で弁端は凹入、花弁の皺は比較的少なく、厚弁。内弁の基部と雄蕊群の基部は3-6cm合着する 雄蕊50-59本、細い筒蕊で花糸は細く黄白色、長さ25-28 mmで基部から10-14mmが合着する。葯は濃黄色 雌蕊花柱は細く緑白色、長さ24-26mmで先端から1-5mmが 3分岐。子房は小型で表面に絹状毛が多く、花柱は基部のみ有毛 葉柄長さ7-8mm、葉柄から表面主脈は無毛で、裏面主脈も無 毛  葉身長楕円形、大型の厚葉、長さ7-8cm、幅3-3.3cm。 銳尖頭で銳脚。主脈に沿って浅く中折れし、基部と先端近くで反曲する。葉縁は少し背面に向かって反る。葉縁には片側で25〜 28個の尖った細鋸歯がある 葉色表面は濃緑色、側脈はやや鮮明で網脈は不鮮明、裏面は淡緑色 樹性 立性で強い、枝はよく伸長する来歴 1974年播種の‘笑顔’の自然結実実生で、作出，命名は田 邊幾之助。原木は鹿児島市の田邊ツバキ類植栽園にある文献 なし   所在 鹿児島市  写•文/箱田直紀.