Kurime-hi-no-tsukasa

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P69，福岡県（久留米市）産，シシガシラ系.  花色緋紅色 花形外弁は10-12枚、旗弁を含む小花弁は9-14枚の八重〜獅子咲き、中輪で花径は7-8cm開花期11月上旬-1月 花弁倒卵形で弁端は浅く凹入、内弁の先端と周縁には皴が多い雄蕊12-26本、花糸は細く淡黄色、長さ13-15mmで花心部の小花弁に混在する。葯は濃黄色雌蕊花柱は緑白色、長さ13-15mmで先端から3-5mmが3分岐する。子房には絹状毛が密生し、花柱は無毛  葉柄長さ6-7mm、葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面主脈は無毛 葉身長楕円形、中型の長葉、長さ6.5-7cm、幅2.6-3cm。銳尖頭で銳脚。主脈に沿って中折れし、先端近くで反曲する。葉縁が少し波曲する。葉縁には片側で25-27個の尖った細鋸歯がある 葉色表面は濃緑色、側脈はやや鮮明で網脈は不鮮明、裏面は緑色 樹性横張性で強い、よく分枝して枝数が多い来歴 1960年代末の久留米市産。命名は赤司己喜雄で‘緋の司’であったが、肥後に‘緋の司’という古い品種があるため‘久留米緋の司’として区別するようになった文献1973箱田、1976 久冨、1987箱田、1998名鑑' 2003ぐんま、2010新図鑑^*所在 農工大、神代、ぐんまFP、FS箱田、大島公園  写•文/箱田直紀.