Meigetsu (sasanqua)

誠文堂新光社.1998.《日本ツバキ.サザンカ名鑑》.ｐ.316. 国立歴史民俗博物館.　2009. 《冬の華・サザンカ》.  p.17. 江戸產. [花]白地に紅ぼかし、一重、中輪、11～12月　。【葉】長楕円、中形。【樹】立性、比較 的強い。　[来歴]「日渉園茶梅譜」（1885）に記載があり、埼玉県安行に現在も残る。白味が鮮やかな地に濃い紅の覆輪があらわれる名花で花形もよい。　写文/箱田

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P144，江戸→埼玉県（川口市）産，サザン力系. 花色白地に外弁の先端から桃紅ぼかし、内弁は白地が鮮やが花形 9-11弁の一重、中-大輪で花径は9cm前後開花期 11月上旬-12月  花弁広倒卵形で弁端は浅く凹入、周縁の皴は比較的少ない、やや厚弁雄蕊 104-110本、梅蕊で花糸は黄白色、長さ13-15mmで基部から3-4mmが合着するが分離して散る。葯は濃黄色雌蕊  花柱はやや太く緑白色、長さ15mm前後で先端から1-2mmが4分岐する。子房表面には絹状毛が多く、花柱は無毛葉柄長さ葉柄から表面主脈上部にかけて有毛で、裏面主脈は無毛または散毛がある葉身長めの楕円形の中葉，長さ5.5-6cm、幅2.8—3.2cm。鈍頭で鈍-鋭脚。主脈に沿って浅く中折れし、先端近くで反曲。葉緑には片側で19-21個の粗鋸歯がある 葉色表面は濃緑色で側脈と網脈は不鮮明、裏面は緑色樹性 立性で比較的強い、枝はよく伸長する来歴  1885年の皆川「日渉園茶梅譜」に記載あり、安行の皆川椿花園に引き継がれた、白味の強い覆輪の名花文献 1885日渉園、1905華実園、1929皆川、1933石井、1965中村、1998名鑑^*、2001冬の華^* 所在 振輿セ、神代、花卉研ぐんまFP、FS箱田、浜松FP、歴博   写•文/箱田直紀.