Nakagi-no-sazanka

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P105，群馬県（安中市）産，ハルサザン力系.  花色紅桃色 花形6-8弁の一重咲き、はじめは内弁が折れて立ち上がるが後には平開する、小〜中輪で花径は6-7cm開花期 11月下旬-3月 花弁倒卵形で弁端凹入、花弁はやや波曲するが皺は少ない雄蕊77-90本、梅蕊で花糸は細く黄白色、長さ14-16mmで基部から3-5mmが合着している。葯は濃黄色 雌蕊花柱は緑白色、長さ7-8mmで先端の1mmが3分岐。子房は小型で表面に絹状毛が密生し、花柱は基部のみ有毛葉柄 長さ4-5mm、葉柄から表面主脈にかけてほとんど無毛または葉柄部のみ僅かに有毛で、裏面主脈は有毛葉身 長楕円形の中葉、長さ2.4-2.6cm、幅2.5-3cm。銳-鈍頭で鈍脚。浅く中折れし、全体にやや強く反曲する反り葉。葉縁には片側で18-20個の細鋸歯がある 葉色表面は濃緑色。側脈はやや鮮明で網脈は不鮮明、裏面は緑色樹性 原木は樹勢強く立性、よく分枝して、伸長もよい来歴安中市松井田町五料に推定樹齢は400年前後と思われる全国でも有数の古株があり、園芸サザン力誕生初期の生き残りと思われる。花着きが極めて良い文献1977藤掛^* 1988勝間（未発表)、1996勝間^* 所在 安中市の原木  写•文/箱田直紀.