Benibotan (Kumamoto)

Shimada, Yaichi, 1957, Kumamoto no Sazanka ni Tsuite Dantairin; Satomi, 1958, Nomenclature List of Sasanqua of Japan, p.7: Deep pink. Medium size single. Leaves small and oblong. Originated in Kumamoto, Japan. Same characters as the japonica cultivar. See JCS., 1987, Tsubaki, No.26, p.43. Synonym: ‘Benibotan’(Higo)

講談社　1975年　《現代椿集》 P.395　   誠文堂新光社.1998.《日本ツバキ.サザンカ名鑑》.ｐ.314. 国立歴史民俗博物館.　2009. 《冬の華・サザンカ》. P.51.  熊本產. [花]濃紅色、一重、抱え咲き、大輪、11～12月　。【葉】長楕円、小形。【樹】やや横張り性、比較的強い。　【来歴】山崎貞嗣選出•命名。開花はじめの抱え咲きの姿が美しい肥後サザン力の名花。写•文/箱田。

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p134. 熊本県（肥後サザン力）産，サザン力系.  花色 濃紅色 花形5-7弁の一重、抱え咲きで花弁は散りやすい。小-中輪で花径は7-8cm  開花期11月上旬-12月花弁 長倒卵形で弁端は深く凹入、内弁の先端と周縁には少し皴がある  雄蕊80-93本、梅蕊で花糸は細く内曲し、淡黄色で下部は帯紅色、長さ18-20mmではじめは基部から4-5mmが合着するが、咲き進むと分離して散る。葯は橙黄色雌蕊 花柱は緑白色、長さ12-13mmで先端から5-6mmが3-4分岐する。子房表面には絹状毛が多く、花柱は無毛葉柄 長さ6-7mm、葉柄から表面主脈基部にかけて僅かに有毛で、裏面主脈は葉柄部以外は無毛 葉身倒皮針状の長楕円形、やや小葉、長さ5.5-6cm、幅2-2.5cm。銳頭で銳脚。浅く中折れし、先端部近くでゆるやかに反曲する。葉縁には片側で18-20個の細鋸歯がある 葉色表面は暗緑色で側脈と網脈は不鮮明，裏面は緑色 樹性 横張性でやや弱いため現存個体数は少ない来歴 山崎貞嗣選出’命名。開花はじめの抱え咲きの姿が美しい肥後サザン力の名花 文献 1957島田、1958 Satomi、1967栗屋、1971粟屋^* 1975肥後銘花集、1976大藪、1986肥後六花^* 1998名鑑^* 2013肥後品種表^*所在 肥後さざんか協会、ぐんまFP、FS箱田  写•文/箱田直紀.