Chisato-no-aki

誠文堂新光社.1998.《日本ツバキ.サザンカ名鑑》.ｐ.306. 国立歴史民俗博物館. 2009. 「冬の華・サザンカ」P.21.　白色、蕾は带紅色、八重〜千重、中輪、11〜12月咲き。葉は小形で樹はやや立性���熊本市で栽培される華やかな品種であるが、来歴は不明のため、肥後さざんか協会の認定品種になっていない。  

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p98. 熊本県（肥後サザン力）産，シシガシラ系.  花色白花で、外弁の先端が僅かに桃紅色 花形30-35弁、はじめは宝珠咲きで、咲き進むと千重や乱れた 獅子咲きとなる。中輪で花径は8-9cm 開花期11月上中旬-1 月 花弁外弁は長倒卵形、弁端の凹入は浅い、内弁は細く皺が目 立ち、不規則な切れ込みが入ることがある 雄蕊20-30本、花心部に散在し、時には5群前後の割蕊となる。 花糸は黄白色で長さ11-14mm。葯は濃黄色 雌蕊花柱は黄白色、長さ9-11mm1で基部近くまで3分岐する。 子房は退化して小型、表面には絹状毛が密生し、花柱は無毛   葉柄長さ5mm前後、葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面 主脈は無毛または散毛がある    葉身長楕円形、やや小型の厚葉、 長さ4.5-5cm、幅2.6-2.9cm。先の尖った鈍頭で鈍脚。浅く中折 れし、先端近くで反曲する。葉縁には片側で19-22個の細鋸歯が ある    葉色表面は濃緑色で側脈と網脈はやや鮮明、裏面は緑色    樹性立性、比較的強い、枝はよく伸長する    来歴古くから栽培されてきた華やかな品種であるが、肥後さざ んか協会の認定は1977年     文献1977興南* 1986肥後六花、 1987箱田、1998名鑑* 2001冬の華* 2013肥後品種表*   所在肥後さざんか協会、ぐんまFP、FS箱田、歴博   写文/箱田直紀