Kagaribi (Kobayashi)

Tuyama, 1968, Camellias of Japan, pl.240, p.121, description, p.163: Leaves narrowly elliptic to oblanceolate, thin, finely denticulate, 6.2-8.6 cm long x 4.2-4.5 cm wide; petioles 3-6 mm long, copiously hairy. Flowers peony form with narrow petals, deep red (Currant Red 821/3). Outer petals, 8-16, oblong, emarginate, recurved; inner petals 22-70, nar­row, wrinkled, intermingled with the stamens. Flowers late. Originated in Japan by Mr Kobayashi, Yatsu-chō, Toyama Prefecture. International Camellia Society, 2023. Splendid Sasanquas, an International Ornament, p.65.

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》P 57， 長崎県（平戸市）ほか産，ハルサザン力系. 写•文/箱田直紀：花色：濃鮮紅色 花形7-9弁の一重。中輪で花径は7-8cm   開花期：12月中旬-2月 花弁長倒卵形で弁端は浅く凹入、内弁 の先端と周縁には少し皺があるが、比較的滑らか、厚弁で光沢が ある 雄蕊：80-88本、花糸はかたまって立ち上がり淡紅色、長 さ25-28mmで基部から7-9mmが合着する短い筒蕊。葯は橙 黄色 雌蕊：花柱は長く緑白色、長さ20-21mmで先端部だけま たは先端から3-4mmが3分岐する。子房表面の絹状毛は少な く、花柱は先端近くまで散毛がある   葉柄：長さ6-8mm、葉柄から表面主脈基部にかけて有毛で、裏 面主脈は無毛  葉身：やや倒卵状の長楕円形、大葉、長さ6.5- 7.5cm、幅2.8-3.3cm。銳尖頭で鋭脚。主脈に沿って浅く中折れ し、先端近くでやや強く反曲する。葉縁は多少波曲する。葉縁に は片側で22-25個の尖った粗鋸歯がある   葉色：表面は濃緑色で側脈と網脈はやや鮮明、裏面は緑色 樹性：立性で強い、枝はよく伸長する   来歷： 1976年、長崎県平戸市の‘凱旋（桑山凱旋)’原木の株元に 生じた自然実生からの選抜品。命名は箱田直紀。平戸市の‘桑山 凱旋’の株元に植えられた実生数株中に似た花の1株があるが、 それとは別の実生 文献：1994園芸世界*   所在：農工大