Kochō-no-mai (vernalis)

Hakoda, JCS., 1989, Tsubaki, No.26, p.54; ICS., Apr.1990, Japanese Camellia Cultivar List, p.40: Small size, red, single. Blooms early to mid-sea­son. Obtained and named by Hiroshi Yoshino of Kumamoto, from Nagasaki. Camellia Forest Nursery Catalogue, 1990, p.6: Delicate red, single; blooms between the C.sasanqua and C.japonica blooming seasons.

国立歴史民俗博物館.　2009. 《冬の華・サザンカ》. P.25. 長崎產. [花]紫味のある桃紅色、一重、ラッパ咲き、小輪、12～3月　[葉]　　　[樹]横張り性、強い　[来歴]1973年に、長崎方面より入手したものとして熊本で栽培されていたが、詳細は不明。　写文/箱田.    

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p73. 長崎県一熊本県（大津町）産，ハルサザン力系. 花色紫味のある桃紅色 花形6-7弁の一重、ラッパ咲き、小輪で花径は5-6cm 開花期12月上旬-3月 花弁倒卵形で弁端凹入、花弁の先端と周縁には細かい皺が多い。内弁と雄蕊群基部は3-4mm合着する 雄蕊71-77本、筒蕊で花糸は淡黄色、長さ17-20mm而で基部から7-10mmが合着する。葯は橙黄色雌蕊花柱は緑白色で長さ11-12mm、真直ぐで先端から3-4mmが3分岐する。子房表面には絹状毛が多く、花柱は無毛または基部のみ有毛葉柄長さ5-6mm、葉柄から表面主脈にかけて僅かに有毛で、裏面主脈は無毛か時には散毛がある 葉身長めの楕円形、中葉、長さ4.5-5cm、幅2.5-2.7cm。先端の尖った鈍頭で鈍〜円脚。主脈に沿って浅く中折れし、全体にゆるやかに反曲する。葉縁には片側で23-25個の尖った細鋸歯がある葉色 表面は濃緑色、側脈はやや鮮明で網脈は不鮮明、裏は緑色樹性 横張性で強く、枝は密生する来歴 1973年に熊本県大津町の吉野広が長崎方面より入手したとして栽培していたが詳細は不明。命名は吉野広文献 1987箱田、1998名鑑^* 2001冬の華^* 2003ぐんま^*  所在 農工大、神代、ぐんまFP、FS箱田、大島公園、浜松FP。 写文/箱田直紀.