Ehime

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P47，鹿児島県（鹿児島市）産，ハルサザン力系.  花色 淡桃色でやや底白となる 花形7-8弁の一重、盃状-抱え 咲きで筒蕊、中輪で花径は6-7cm 開花期2月-3月花弁 広倒卵形で弁端は浅く凹人、弁縁には皴があり厚弁。内弁 基部と雄蕊群の基部は5-10mm合着する  雄蕊 90-102本、長 い筒蕊で花糸は細く黄白色、長さ30-35mmで基部から19- 23mmが合着する。葯は濃黄色  雌蕊花柱は細く、緑白色。長 さ17-20mmで先端から4-8画が3-4分岐する。子房は小型 で表面には絹状毛が比較的多く、花柱は基部のみ有毛 葉柄長く 10-12mm、葉柄から表面主脈は無毛で、裏面主脈も 無毛  葉身長楕円形、大型の厚葉、長さ8-9cm、幅3.8-4cm。 銳尖頭で鈍脚。主脈に沿って浅く中折れし、先端近くで強く反曲 する。葉縁は裏面に向かって反り、やや波曲する。葉縁には片側 で28-33個の尖った粗鋸歯がある 葉色表面は褐色味を帯びた 濃緑色、側脈は鮮明で網脈は不鮮明、裏面は緑色 樹性立性で強く、枝は太い来歷  1980年播種の‘笑顔’の自然結実実生で、作出·命名は田 邊幾之助。原木は鹿児島市の田邊ツバキ類植栽園にある 文献 なし所在 鹿児島市の原木  写•文/箱田直紀.