Ogawa-YS 1 Gō

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P52，東京都（大島町）産，ハルサザン力系.  花色 紅色 花形7-9弁の一重、平開咲き。大輪で花径は8- 9cm 開花期11月中下旬〜12月花弁 広倒卵形で弁端は深く凹入、弁端と周縁には皴がある 雄蕊 90-109本、梅蕊で花糸は淡黄色、長さ15-20mmで咲き はじめは基部から3-5mmが合着するが、咲き進むと分離して 散る。葯は濃黄色 雌蕊花柱は緑白色、長さ10-12mmで先端 から6-7mmまたは基部近くまで3分岐する。子房表面には絹| 状毛が多く、花柱は基部近くのみ有毛葉柄 長さ5-6mm、葉柄から表面主脈中部にかけて有毛で、裏 面主脈にも散毛がある  葉身楕円形の大葉、長さ4-5.5cm、幅 2.5-3cm。鈍頭で円脚。主脈に沿って中折れし、ほとんど反曲 しない。葉縁には片側で23〜28個の細鋸歯がある 葉色表面は濃緑色で側脈と網脈は鮮明、裏面は緑色 樹性 立性で強い、枝はよく伸長する来歷 伊豆大島の民家の庭先に生じた自然実生の一本で、YSと いうのは持ち主の氏名によると思われるが記録がないので不明: 選抜，命名は1970年代で同町の尾川武雄による 文献 なし 所在 農工大、ぐんまFP、FS箱田  写•文/箱田直紀.