Shuchūka (sasanqua)

Minagawa, Iza’emon, 1885, Nisshōen Chabaifu; Wada, 1941, Garden Treasures of Japan, p.32: White, rosy edges, medium. Yashiroda, 1950, American Camellia Yearbook, p.16 as ‘Shuchukwa’: Medium sized single, white, finely bordered with purple touched pink, flat bloom; fast upright growth. Originated in Kantō area, Japan. Different read­ings: ‘Shuchukwa’, ‘Shuchū-no-hana’, ‘Syucyūka’. Corruption of name: ‘Shochūka’. See: Encyclopedia of Camellias in Colour, vol.I, 1972, pl.542, p.215 & p.388; Macoboy, 1981, The Colour Dictionary of Camellias, p.178. Synonym: ‘Shuchuka’. International Camellia Society, 2023. Splendid Sasanquas, an International Ornament, p.23.

講談社　1975年　《現代椿集》 P.388　  誠文堂新光社.1998.《日本ツバキ.サザンカ名鑑》.ｐ.302. 国立歴史民俗博物館. 2009. 「冬の華・サザンカ」. P.11.　    日本ツバキ協会. 2010. 《最新日本ツバキ図鑑》.  p.318. 江戸產. [花]白地に紫紅色の覆輪ぼかし、一重、中翰、10～12月。[葉]倒卵状楕円、中形、平坦。[樹]立性、強い、枝は長く伸びる。[来歴]1885年の「日渉園茶梅譜」に記載、関西でも明治期には栽培されていた。写.文/箱田.   

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p83.  江戸→埼玉県、関西 産， サザン力系. 花色白地に紫紅色の覆輪ぼかし、紅色の幅は狭い 花形6-7弁の一重、平開咲きで弁縁が波打ち、花弁は散りやす い、中輪で花径7.5-8.5cm 開花期10月中旬-12月、早咲き花弁 刪形で凹入は浅く弁縁には皺があるが少ない 雄蕊 110-130本で数が多い梅蕊、花糸は淡黄色で長さ17- 19mm、はじめは基部の5-6mmが合着するが、分離して散る 葯は濃黄色でやや淡色  雌蕊花柱は緑白色、長さ12-14mmで 先端から8-10mmが3分岐する。子房表面には絹状毛が密生し、 花柱は基部のみ少し有毛葉柄さ7-8mm、葉柄から表面主脈の基部が有毛で、裏面主 脈も少ないが有毛 葉身長倒卵状長楕円形の中葉、長さ5.5-6cm、 幅2.5-3cm。銳尖頭で銳脚。中折れ浅く先端部分が反曲するが 比較的平坦葉。葉縁には片側で19-23個の尖った粗鋸歯がある 葉色 表面は暗緑色、側脈はやや鮮明で網脈は不鮮明、裏は緑色 樹性 立性で強い、枝はよく伸びて節間は長い 来歴 1885年の皆川「日渉園茶梅譜」に記載、関西でも明治期か ら栽培されてきた 文献1885日渉園、1894福井、1898芦沢、 1905華実園、1934石井、1972山崎^* 1998名鑑^* 2001冬の華^* 2010新図鑑^* 所在 小石川、FS箱田、歴博   写文/箱田直紀.