Kaoribeni

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P57，福岡県（久留米市）産，サザン力系.  花色紅色 花形8-9弁の一重。中輪で花径は8-9cm 開花期11月上中旬-12月 花弁倒卵形で弁端は深く凹入、花 弁の皺は少ない、やや厚弁で光沢がある 雄蕊72-90本、小型 の梅蕊で花糸は淡黄色、長さ15-21mm1で咲きはじめは基部か ら5-7mmが合着するが、咲き進むと分離して散る。葯は橙黄色 雌蕊 花柱は緑白色、長さ12mm前後で先端から4-5mmが3- 4分岐する。子房表面には絹状毛が多く、花柱は無毛葉柄 長さ5-7mm、葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面主 脈は無毛か時には散毛がある葉身 長楕円形の中葉、長さ5.5-6cm、幅2.5-2.8cm。銳頭で銳 〜鈍脚。主脈に沿って浅く中折れし、先端近くで反曲する。葉縁 には片側で25〜28個の尖った細鋸歯がある 葉色 表面は暗緑色、側脈は鮮明で網脈は不鮮明、裏面は緑色 樹性 立性で強い、よく分枝し、枝はよく伸長する来歷 久留米つばき園のサザン力植込み中に‘香紅’のラベルがつ いた10数年生の株があるが、命名者は不明で、増殖.販売され た記録はない 文献 なし 所在 久留米  写•文/箱田直紀.