Nioi-omokage

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P107，静岡県（浜松市）産，ハルサザン力系.  花色濃桃色 花形9-10弁、重ねの多い一重、猪口咲きから最 後は平開する、小-中輪で花径は7-8cm 開花期11月上旬-1 月 花弁倒卵長倒卵形で弁端は深く凹入、内弁は多少鈹がある が、皺は比較的少ない雄蕊 70-77本、先の開いた筒蕊で、花糸は細く淡黄色、長さ 17-20mmで基部から6-9mmが合着する。葯は橙黄色 雌蕊 花柱は細く緑白色、長さ9-10mm、先端から1/2前後まで 3分岐。子房は小型で表面に絹状毛が多く、花柱は基部のみ有毛 葉柄 長さ4-5mm、葉柄から表面主脈中部にかけて有毛で、裏 面主脈も基部寄りが有毛葉身 長楕円形の小葉、長さ4-5cm、幅2-2.2cm。鈍頭で鈍脚。 主脈に沿って浅く中折れし、全体に後方へ反る反り葉。葉縁には 片側で17-21個の鈍頭の細鋸歯がある葉色 表面は暗緑色、側脈は不鮮明で網脈も不鮮明、裏は黄緑色樹性 やや横張性、あまり強くないがよく分枝する来歴 浜松市渡瀬町の民家の栽培品。1977年12月の調査時点での地際幹周は55cm。命名は浜松市の前田勝宏文献 2003ぐんま^*所在 ぐんまFP、大島公園  写•文/箱田直紀.