Sakura-fubuki (hiemalis)

国立歴史民俗博物館.　2009. 《冬の華・サザンカ》. P.52. 愛知產. [花]桃色、数多い一重、中輪、11～12月　[葉]　　[樹]　　　　[来歴]　　　　文/箱田. 

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p76. 愛知県（稲沢市）産，シシガシラ系. 花色淡紅桃色で花弁の周縁部がやや濃色 花形12-13弁、半八 重咲き、中輪で花径は8cm前後 開花期11月中旬-1月 花弁 長倒卵形で弁端が深く凹入したサクラ弁、皺は少ないが花 の終りには花弁が撚れる 雄蕊80-85本、大型の梅蕊で花糸は黄 白色、長さ17-19mm、基部で3-4mm合着するが散りやすい。 葯は橙黄色  雌蕊花柱は緑白色、長さ10mm前後で全長の中位 まで3〜4分岐する。子房表面には絹状毛が密生し花柱は無毛 葉柄 長さ4-5mm、葉柄から表面主脈中部にかけて少ないが有 毛で、裏面主脈は無毛か時には微毛がある 葉身 倒卵状楕円形の中葉、長さ4.5-5cm、幅2.1-2.3cm。鈍頭 で銳〜鈍脚。主脈に沿って浅く中折れし、ほとんど反曲しないで 先端部近くで反る。やや平坦葉。葉縁には片側で18-20個の 尖った細鋸歯がある 葉色表面は濃緑色、側脈と網脈は不鮮明、 裏面は淡緑色 樹性横張性で強い、よく分枝する 来歴 1960年代に佐藤稔により選出，命名。葉の形態や樹形から シシガシラ系品種の実生と思われる 文献1970桐野、1973箱田、 1976桐野^* 1976山崎、1998名鑑^* 2010新図鑑^*所在 農工大、神代、ぐんまFP、FS箱田、大島公園、浜松FP. 写•文/箱田直紀.