Shichihōden (Saitama)

国立歴史民俗博物館.. 2009. 《冬の華・サザンカ》.  p.11. 埼玉產. [花]桃紅色、平開咲き、一重、中輪、花弁が厚い、11～12月。[葉]厚質　[樹]　　[来歴]　「茶梅花名鑑」（1905年）に記載がある。　　写文/箱田.

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p82. 埼玉県（川口市）産，サザン力系. 花色紫味を帯びた桃紅色 花形6-8弁の一重。中輪で花径は7-8mm開花期11月中旬-12月 花弁倒卵形で弁端は浅く凹入、弁縁の皺は少ない、厚弁 雄蕊雄蕊の少ない梅蕊、花糸は淡黄色で下部が帯紅、長さ20-23mmで咲きはじめは基部から4-5mmが合着するが、咲き進むと分離して散る。葯は橙黄色雌蕊 花柱は緑白色、長さ10-13mmで基部近くまで3-4分岐 する。子房表面には絹状毛が多く、花柱は基部のみ有毛葉柄 長さ5-6mm、葉柄から表面主脈基部にかけて有毛である 葉身が少なく、裏面主脈は無毛か時には微毛がある楕円形、中型の厚葉、長さ5-5.5cm、幅3-3.3cm。先の 尖った鈍頭で鈍〜円脚。主脈に沿って浅く中折れし、平坦で先端 近くだけ反曲する。葉縁には片側で22〜25個の粗鋸歯がある 葉色 表面は暗緑色、側脈と網脈は不鮮明で裏面は緑色 樹性 立性で強い、枝はよく伸長する来歴 埼玉県安行の華実園発行「茶梅花名鑑」の記録が最初で、皆川椿花園に引継がれたがあまり増殖·販売されなかったらしい| 文献1905華実園、1930皆川、1932石井^* 1950石井、2001冬 の華^* 所在 ぐんまFP、FS箱田、歴博   写•文/箱田直紀.