Mangetsu (Seto)

誠文堂新光社.1998.《日本ツバキ.サザンカ名鑑》.ｐ.315. 国立歴史民俗博物館.　2009. 《冬の華・サザンカ》. P.52. 東京產. [花]白花で弁端に桃紅ぼかし、一重、平開咲き、大輪、11～12月　。【葉】長楕円、 中形。【樹】立性、強い。【来歴】来歴不 明。1970年代初期に武蔵境の世戸氏が栽 培していた、見事な円形の大輪花を開く。 写•文/箱田

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p140.  東京都（武蔵野市）産，サザン力系.     花色白花で外弁の先端に桃紅色のぼかしが僅かに入る花形 9-10弁の一重、平開咲き。大輪で花径は10-11cm開花期 11月上旬-12月 花弁大型の刪形で弁端は深く凹入、内弁の先端と周縁には皺がある雄蕊 80-83本、梅蕊で花糸は淡黄色、長さ20-22mmで咲きはじめは基部から4-5mmが合着するが、咲き進むと分離して散る。葯は濃黄色  雌蕊花柱は緑白色、長さ11-13mmで先端から6-7mmが3-4分岐する。子房表面には絹状毛が密生し、花柱は無毛または基部のみ有毛葉柄 長さ6-7mm。葉柄から表面主脈中部にかけて有毛で、裏面主脈は無毛か基部のみ微毛がある 葉身長めの楕円形、中〜やや大葉、長さ5-5.3cm、幅2.6-2.9cm。鈍頭で鈍脚。主脈に沿って浅く中折れし、基部と先端部で反曲する。葉縁には片側で20-23個のあまり尖らない粗鋸歯がある 葉色表面は暗緑色、側脈と網脈は不鮮明、裏面は緑色 樹性立性で強い、枝はよく伸長し節間は長い 来歴1970年代初期に都下武蔵境の世戸東治郎翁が栽培していたが、それ以前の来歴は不明。見事な円形の大輪花を開く  文献1974箱田ら、1987箱田、1998名鑑^*   所在 農工大、FS箱田   写•文/箱田直紀.