Asahizuru

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P35，埼玉県（川口市）産，サザン力系.  花色 白地に濃紅色の深覆輪ぼかし 花形 9-10弁の一重、咲きはじめは弁端が内側へ抱えるが咲き進むと各弁の両縁が後方へ反って舞咲きとなる。大輪で花径は8-9cm 開花期 11月上旬-12月  花弁広倒卵形で弁端凹人、内弁先端と周縁には多少詖があるが全体としては少ない、やや厚弁   雄蕊 90-102本、梅蕊で花糸は淡黄色、長さ14-17mmではじめは基部から5-6mmが合着するが分離して散る。葯は濃黄色  雌蕊 花柱は緑白色、長さ約15mmで先端から6mm前後が3-4分岐して開く。子房表面には絹状毛が多く、花柱は無毛葉柄 長さ5-6mm、葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面主脈は無毛か時には微毛がある  葉身長楕円形の中葉、長さ5-6cm、幅2.3-2.5cm。鋭尖頭で銳脚。やや深く中折れし、全体に後方へ反る。葉縁には片側で20~23個の尖った細鋸歯がある葉色 表面は暗緑色、側脈は鮮明で網脈は不鮮明、裏面は緑色樹性 立性であるがやや弱い、よく分枝するが節間は短い来歷 明治期末に皆川治助が実生中より選出-命名したと伝えられる人気品種 文献1932石井^* 1935皆川、1965中村、1976桐野^* 1998名鑑^* 2001冬の華^* 2010新図鑑^*所在 神代、ぐんまFP、FS箱田、久留米、歴博、医王寺  写•文/箱田直紀.