Hatsu-nishiki

誠文堂新光社.1998.《日本ツバキ.サザンカ名鑑》.ｐ.309. 国立歴史民俗博物館.　2009. 《冬の華・サザンカ》. P.51. 江戸產. [花]白色、わずかに爪紅、一重、大輪、11～12月　【葉】楕円、中形。【樹】立性、強 い。【来歴】1898年の芦沢「茶梅花大集」 に記載。皆川椿花園に引き継がれた。当時 の古株はないが、数十年生の株が現存。 写•文/箱田。 

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p112. 江戸→埼玉県（川口市）産，サザン力系.   花色白色、外弁の先端が爪紅状にぼかす、外弁の裏側はやや濃色 花形7-9弁の一重、花が平開したときに弁端が内側に巻ぐ大輪で花径は9-10cm   開花期 11月中下旬-12月花弁 大型の倒卵形で弁端は浅く凹入、内弁の先端は多少皴があるが、全体として皴は少ない、やや厚弁雄蕊 80-90本、大型の梅蕊で花糸は太く淡黄色、長さ19-21mmで基部から5-6mmが合着するが、分離して散る。葯は濃黄色雌蕊 花柱は太く緑白色、長さ12-13mmで先端から7-9mmが3分岐し上方で開く。子房には絹状毛が多く、花柱は無毛葉柄 長さ5-6mm、葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面主脈は無毛か基部のみ微毛がある  葉身少し長めの楕円形、中葉、長さ5.5-6cm、幅2.8-3.2cm。銳頭で鈍脚。主脈に沿って浅く中折れし、全体にゆるやかに反曲する。葉縁には片側で19-21個の少し尖った粗鋸歯がある 葉色表面は暗緑色、側脈は少し鮮明で網脈は不鮮明、裏面は緑色 樹性立性で強い、枝はよく伸長する 来歴1898年の芦沢「茶梅花大集」に記載があり、皆川椿花園に引き継がれた 文献1898芦沢、1905華実園、1932石井^* 1934皆川、1965中村、1998名鑑^* 2003ぐんま^*   所在 神代、ぐんまFP、FS箱田、浜松FP    写文/箱田直紀