Kanaoka-otome

Hakoda, JCS., 1987, Tsubaki, No.26, p.48; ICS., Apr.1990, Japanese Camellia Cultivar List, p.38: Medium size, crimson, formal double. Blooms mid-season. Originated in the Hyōgo Prefecture, Japan. International Camellia Society, 2023. Splendid Sasanquas, an International Ornament, p.45.

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p59. 兵庫県（宝塚市）産，シシガシラ系. 花色濃桃色 花形30-35弁、花形の整った千重で咲きはじめは内側の花弁が宝珠状に抱え、順次開くが最後まで花形が乱れない。中輪で花径は7cm前後 開花期11月上旬-1月花弁心臓型-倒卵形で先端が深く凹入し、内側の花弁ほど小型となる。花弁の詖は少なく、少し光沢がある雄蕊 ほとんど弁化して花心部に数本だけあり、花糸は桃色を帯びた黄白色で短く 5-8mm。葯は黄色 雌蕊 花柱は淡緑黄色で長さ6mm前後、基部まで3分岐するか、一部が弁化して奇形となることも多い。子房は小型で、表面には絹状毛が多く、花柱は無毛葉柄長さ5-6mm、葉柄から表面主脈にかけて有毛で、裏面主脈にも散毛がある 葉身楕円形、中型の丸葉、長さ5-5.5cm、幅2.7-3cm。鈍頭で鈍脚。主脈に沿って盃状に中折れし、先端部で僅かに反曲する。葉縁には片側で16-19個の円頭の粗鋸歯がある 葉色表面は暗緑色、側脈と網脈は不鮮明で裏面は緑色樹性 やや横張性で強い、よく分枝して枝は密生する  来歴1974年に久留米市草野の植木圃場で栽培されていたもので、入手先は宝塚市の金岡棒樹園とのことであったがそれ以外の詳細については不明 文献 1987箱田、2003ぐんま^*  所在 農工大、ぐんまFP、FS箱田、大島公園、浜松FP. 写•文/箱田直紀.