Yume-wabisuke

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，p149.静岡県（浜松市）產，ハルサザン力系（ワビスケ型).    花色暗赤色 花形6-7弁の一重、ラッパ咲き。中輪で花径は5-6cm   開花期12月中下旬-2月  花弁倒卵形で弁端は浅く凹入、花弁の皺は少ない、やや厚弁で光沢が強い。内弁と雄蕊群の基部は2-3mmが合着する 雄蕊73-78本、上方が開いた筒蕊で花糸は細く上部が黄赤色で下部は濃赤色、長さ10-11mmで基部からが合着する。葯は小型で淡黄色、花粉は出ない    雌蕊花柱は細く淡黄色で下部が淡紅色、長さ13-15mmで先端の1-2mmが3分岐する0子房は小型で絹状毛が多く、花柱も基部から全長の約1/2まで有毛     葉柄 細く、長さ6-7mm。葉柄と表面主脈は無毛で、裏面主脈には散毛がある  葉身長楕円形、中型の長葉で厚質、長さ6-7cm、幅2.4-2.8cm。鋭尖頭で鋭脚。ほとんど中折れせず、先端部だけ少し反曲する。葉縁には片側で23-26個の細鋸歯がある    葉色表面は暗緑色、側脈は鮮明で網脈は不鮮明、裏は淡緑色   樹性立性で強い、よく分枝して枝葉が密生する  来歴浜松市の村松剛による実生からのワビスケ型の選抜品で、2001年に阿賀野市の大岡椿華園から新花として販売された    文献 2001大岡    所在歴博、ぐんまFP、FS箱田.  写/文：箱田.