Aka-egao

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P30，福岡県（久留米市)産，ハルサザン力系.    花色桃紅色。内弁には僅かに白の縦筋が入ることがある 花形 15-17弁の八重。大輪で花径は7-9cm 開花期 12月上旬-3月  花弁 倒卵形で弁端は浅く凹入、花弁の 皺は少なく、内弁3-4枚の基部5-10mmが雄蕊群の基部と合着する   雄蕊 67-84本、花糸は長く淡黄白色、長さ35-40mm で基部から18-20mmが互いに合着する。葯は橙黄色 雌蕊 花柱は緑白色、長さ27-28mmで先端から10-12mmが3  分岐する。子房表面は無毛で花柱も無毛葉柄  とくに長く、長さ8-10mm、葉柄から表面主脈にかけて無 毛で、裏面主脈も無毛 葉身 長楕円形、大型の厚葉、長さ7-〜 7.5cm、幅2.8-3.2cm。銳尖頭で銳脚。主脈に沿って浅く中折れ し、全体にゆるやかに反曲する。葉縁には片側で20-22個の 尖った粗鋸歯がある葉色表面は暗緑色、側脈は鮮明で網脈は不鮮明、裏面は淡緑色 樹性 立性で強い、枝は太くよく伸長し、節間は長い 来歷 笑 顔‘の実生と思われる久留米市産の新品種で、1996年から新花と して販売がはじめられた。‘笑顔‘よりも花色の紅が濃い。あまり普及しなかったが、久留米市つばき園に原木が植えられている 文献 1996久留米の花木  所在 久留米 FS箱田   写•文/箱田直紀.