Matsuda-no-sazanka

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P139，群馬県（吉井町）産，サザン力系.  花色 帯紅の桃色 花形6-7弁の一重咲き、はじめは抱えるが早 くに平開して花弁が波曲して乱れる、小-中輪で花径は6-7cm 開花期 11月上旬-12月  花弁長倒卵形で先端は浅く凹入して 周縁にはやや皴が多い、薄弁雄蕊 54-64本、花糸は細く淡黄色、長さ13-17mmではじめは 基部で4-5mm合着しているが分離して散る。葯は濃黄色 雌蕊 花柱は緑白色、長さ10-11mmで上部から2-3mmが3分 岐する。子房表面には絹状毛が密生し、花柱の基部も有毛 葉柄 細く、長さ4-5mm、葉柄から表面主脈中部にかけて有毛 で、裏面主脈にも散毛がある 葉身狭長楕円形の長葉、長さ5- 5.5cm、幅1.8-2.1cm。鋭尖頭で鋭〜鈍脚。やや強く中折れし、全 体にやや強く反曲する。葉縁には片側で16-19個の浅鋸歯がある 葉色 表面は濃緑色、側脈はやや鮮明で網脈は不鮮明、裏は緑色 樹性 立性で枝は細いがよく伸長する来歴 群馬県吉井町多比良地区の小林家に樹齢400年といわれる 古木が現存する。古株はすぐに枯死するほどではないがかなり衰 弱している 文献 1996勝間 所在 群馬県吉井町の原木  写•文/箱田直紀