Nakakurisu-no-sazanka

日本ツバキ協会2021《新撰サザン力名鑑》，P105，群馬県（藤岡市）産，ハルサザン力系.  花色紅桃色 花形8-10弁の一重咲き、内弁が立ち上がり波曲 して乱れる、小〜中輪で花径は7cm前後 開花期11月下旬-2 月 花弁長倒卵形で先端は深く凹入、花弁には皺が多い 雄蕊 78-84本、梅蕊、花糸は細く淡黄色で下部は帯紅色、長さ 15-18mm、基部で2-3mm合着しているが分離して散る。药は 濃黄色 雌蕊花柱は緑白色、長さ9-10mmで上部から2-3mm が3-4分岐する。子房表面には絹状毛が密生し、花柱は無毛 葉柄 長さ4-5mm、葉柄から主脈基部にかけて少ないが有毛で、 裏面主脈はほとんど無毛または僅かに散毛がある、葉身 長楕円から楕円形の小葉、長さ3.5-4cm、幅1.8-2cm。 鈍頭、鋭-鈍脚。浅く中折れし、先端近くで少し反曲する。葉縁 には片側で15-19個の浅鋸歯がある 葉色 表面は濃緑色で側脈 はやや鮮明であるが網脈は不鮮明、裏面は淡緑色 樹性 立性でよく分枝するが、節間は特別短い 来歴 藤岡市の中栗須に樹齢400年といわれる古木があり、2020 年現在でも樹勢が旺盛である。開花期は晩く最盛期は12月 文献  1988勝間（未発表）、1996勝間^* 所在 藤岡市の原木  写•文/箱田直紀.